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ニュースレター「心の刑法学」とは
病的な依存とは、薬物であれギャンブルであれ、個人と社会に有害な一過性の快楽であることを承知しながら、強迫的に、かつ後悔しながら追い求めることだといえます。その対象は、物質であれ行動であれ、渇望、酩酊、離脱といった似たような耐性のパターンを示すことが分かっています。
かつて悪徳と呼ばれていたこのような現象に、犯罪という限定的な意味が与えられたのは20世紀になってからのことです。そして、21世紀になってから、依存の問題は公衆衛生の観点から論じられるようになってきました。依存のプロセスは、生物学的であると同時に社会的なものです。これを犯罪的な観点から論じる必然性はないどころか、逆に弊害すらあるのではないかと思っています。
このニュースレターでは、このような観点から依存と刑事司法の問題を考えたいと思っています。
自己紹介
1952年生まれ。刑法学が専門です。元関西大学法学部教授、元甲南大学法科大学院教授、現在は甲南大学名誉教授です。座右の銘は、「法学とは物言わぬテミス(正義の女神)に言葉を与える作業なり」です。
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