アメリカ合衆国における大麻の法的地位が変更される可能性が

アメリカにおける大麻の法的地位は、連邦レベルでの絶対的禁止が存続する一方で、州レベルでは規制緩和が急速に進展しており、この法的な乖離が国内の公共政策や法実務における主要な論点となっている。本稿では、アメリカにおける大麻の法的地位について、その歴史的背景、現行の法制度、州レベルでの改革、そして法的な矛盾がもたらす影響などについて考える。
園田寿 2025.12.14
サポートメンバー限定

はじめに

先日来、トランプ大統領が近々、今は連邦では厳格な扱いになっている大麻(マリファナ)規制を緩和するのではないかという複数のニュースが流れてきた。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、4419文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

誰でも
【番外編】日本版DBSの問題点(再論)
誰でも
ジャマイカにおける大麻規制の沿革―階級支配・国際政治・文化弾圧の複合史...
サポートメンバー限定
世界はなぜ薬物を規制し続けるのか
サポートメンバー限定
【番外編】死者の名誉毀損罪における虚偽性の認識
サポートメンバー限定
【番外編】国家に対する敬愛の念を持たない者を処罰できるのか―国旗損壊罪...
サポートメンバー限定
タバコのはなし
サポートメンバー限定
おとり捜査―薬物厳罰主義の申し子―
サポートメンバー限定
大麻使用罪賛成論の批判的考察