わが国における薬物政策の基本構造

日本の薬物政策の基本構造は、国際条約の忠実な履行と社会的同調圧力によって維持されてきた。「薬物を悪として排除することで社会の秩序を維持する」という道徳的統治モデルがその基本にある。しかし、薬物問題はもはや犯罪問題ではなく、貧困、孤立、精神疾患、不平等などと絡み合う社会問題である。
園田寿 2025.10.16
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令和7年度「ダメ。ゼッタイ。」普及運動リーフレット

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1.はじめに

日本の薬物政策は、「薬物は根絶すべき」という懲罰的パラダイムに支配されてきた。法体系、行政構造、世論のすべてが、薬物使用に関わる違反行為を犯罪行為として扱い、処罰という方法によって薬物政策の入り口を固めるという考えに染まっている。

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